wab********さんのレビュー一覧

侍やめます
本格派時代劇。失業した侍が、浪人となり、町人の中で生きていくときのさまざまな葛藤、人間模様を描いている。藤沢周平の原作と言われたら信じてしまいそうなぐらいに、リアリティがある。
セーラー服、ときどきエプロン
とっても可愛いお嬢さんたちが、あられもない姿態を繰り返すだけのお色気漫画。
方舟
ギャグ漫画しか描かない人だと思っていたが、ど真ん中のシリアス作品。読み進むうちに、底知れぬ恐怖を感じる。モンスターでも犯罪でもない、現代の社会・日常を描いただけなのだけれども、降り止まぬ雨というフィルターをかぶせることによって、日々の暮らしの異常さが際立ってしまったという感じなのだ。とにかく、恐ろしい。
ドはどんかんのド
イケメンで頭脳優秀、スポーツ万能の男子が、ベタ惚れした女の子に全力でアタックするのに、相手は鈍感でなおかつ自分が主人公の恋の相手になると信じられないため、緩いすれ違いを起こしながらも関係が深まっていくほのぼのストーリー。ささくれだった気分の清涼剤にどうぞ。もうちょっと「鈍感」な彼女に悶々とする主人公の苦悩(笑)を描き込んだ方が良いのかもしれないが、たまにはこういうのも良いでしょう。
日本沈没
小松左京氏の小説が原作となっていますが「日本列島が沈む」というモチーフと登場人物の名前を借りた別の作品のようです。
私が女性用風俗を利用した結果。(分冊版)
こういう世界があることを初めて知りました。ほんとに、レスの夫婦は読んだほうが良いかもしれないが、私自身も50代後半から完全にレスになってしまったので、うしろめたかったです。
母と娘と毒と
幼児の頃から、実母による性的虐待に苦しんだ少女サバイバーが、高校の寮生活を期に、立ち直るまでをリアルに描いたストーリー。同様の問題の渦中にある少女たちはぜひ読んで欲しい作品。しかし、需要があるのは、私のように「性的虐待を受けている少女の姿を見たい」という、のぞき見趣味のゲスい者が多いのではないか。週刊誌の実話モノが売れるのと同じ。
サブマリン707
還暦世代が熱中した戦闘モノ。潜水艦だけで世界征服を企てる謎の艦隊と、潜水艦707号の潜水艦戦の描写が出色。そのアイデアが後に『沈黙の艦隊』を産むことになった。ストーリーも良い。新兵器や秘密基地の図解も往年の少年を夢中にさせた。懐かしい。
本日も休診
登場人物はダメ人間ばかり。だいたい、主人公であるはずの医者さえもいいところが無い。でも、そのどうしようもないダメ人間が、ふと優しさや哀しさを見せる時がある。作者は、登場人物の全くダメなところも含めて、丁寧にていねいに日々の暮らしを拾い上げて描く。「そのままでいいんだよ」と励まされている気がする。
東京都北区赤羽
自分が住む街を歩いてみたら、街は不思議に満ちたワンダーランドでした、という作品です。
美術部ゆーれー
理科室とか美術室にオバケが出るという「学校の怪談あるある」がほのぼのとした味わいのマンガになったという作品。幽霊と美術部員たちの緩くてほんわかとしたエピソードを楽しむ。最後は、まあ、そうなるんだろうなあというオチも安定感あり。
ひらけ駒!return
将棋にはまった小学生と、その母親の日常がゆったりと描かれています。息子くんが、将棋に熱中する様子や、その周囲のライバル、母親の交友関係など、なんでもない日々の営みが、いとおしく感じられるほのぼのとした佳作です。
応天の門
『陰陽師』で鬼のラスボス的悪役を演じた菅原道真の少年時代の活躍を描いた作品。京の都に起きる事件を聡明な頭脳を武器にひたすら理詰めで解決する。相方の業平は、検非違使だが和歌の達人で女好き。『陰陽師』とはまさに陰と陽の対照を成している。両方を読み比べて京都の歴史に親しみましょう!
裏林檎
表紙のびゅあるに釣られて、無料なので読み始めたのですが、途中10話前に挫折。気持ちの悪さ、後味の悪さをねらっての作品なのだろうとは思うが、私には無理でした。似たような感覚の「死役所」の方がまだ読後の気分が良いように思いました。。
極楽町一丁目
嫁ぎ先の義母・義父との関係に悩んでいるお嫁さんが、日ごろのストレスを解放するときに読むと良いのかもしれません。不条理マンガのような気配を漂わせながら、実は、舅と姑いびりのネタが満載という、あまり気分の良くない笑わせ方です。
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