風光る

渡辺多恵子 1

時は幕末。文久3年(西暦1863年)の京都。富永セイは、兄と父を「幕府を倒し天皇政治を起こそうとする長州勤皇派」に殺されてしまう。仇を討とうと考えたセイは、長州勤皇派に対立して兄が入隊したかった、「壬生浪士組」の入隊試験を受けた。そのために、名前を神谷清三郎とかえ、性別も男と偽った。なんとか入隊を許され、副長助勤の沖田総司の下に付くことができた清三郎。ところが、まわりはケダモノのような浪士だらけで…!?幕末青春グラフィティ!!

最終更新:2022年11月1日0:00

時は幕末。文久3年(西暦1863年)の京都。富永セイは、兄と父を「幕府を倒し天皇政治を起こそうとする長州勤皇派」に殺されてしまう。仇を討とうと考えたセイは、長州勤皇派に対立して兄が入隊したかった、「壬生浪士組」の入隊試験を受けた。そのために、名前を神谷清三郎とかえ、性別も男と偽った。なんとか入隊を許され、副長助勤の沖田総司の下に付くことができた清三郎。ところが、まわりはケダモノのような浪士だらけで…!?幕末青春グラフィティ!!

出版社: 小学館
雑誌: flowers
最終更新:2022年11月1日0:00
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全45話

完結済

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渡辺多恵子氏が傑出したストーリー・テラーである事実に異論はないであろう。だがストーリー・テラーとは登場人物が物語を運ぶ「駒」になりがちである。しかし氏は異なる。
ついほろりとなる「ファミリー!」、「命」と「生きる」を真摯に見詰めた「雨に似ている」と「僕の胸も熱くなる」そして「はじめちゃんが一番」と登場人物たちが何と活き活きと魅力に溢れていることか。その様な氏が誰もが大好き新選組を題材とした以上傑作となる結果は保証されているも当然。私は何よりも渡辺多恵子氏の作品が大好きなのだ。
氏の登場人物たちに注がれる温かく優しい眼差しが大好きなのだ。
(「雨に似ている」と「僕の胸も熱くなる」は単行本では同録)
2024年4月21日 違反報告
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