怪異になってしまった一人の少女と、怪異にさえ恐れられる一人の男が出会った時、生まれるものは――!? “推理”、“妖怪”、“都市伝説”、“恋”……予測不可能な物語が幕を開ける!!

出版社: 講談社
最終更新:2024年5月16日0:00
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面白いです、ちょっとグダグダとくどい感じもしますが、読んでいて不快感はないです。どんどん続きを読んでしまう感じです。
2021年11月30日 違反報告
アニメを視聴し終わりざっとレビューを読んでたら「原作の方がキレッキレ」とあり、興味を持って手を出したところ、面白さに一気読み。
確かに原作の方がキレッキレ。アニメよりずっとテンポよく面白い。
アニメは原作のよさを殺しててもったいない。
通常アニメと漫画原作では、声・音楽・動きを付加された前者のほうが母数を多く獲得でき評判もいいものだが、本作の場合は逆。アニメは展開が遅く、会話劇に終始しがちで退屈・冗長な印象を持っていたが、原作では見せ方を上手く工夫して緩急変化を付けている。
理屈っぽい言い回しや会話が多いのは同じだが、漫画版は元々の絵がイラストとしても完成してるほど美麗な為に飽きが来ない。
月一連載で余裕があるおかげか、背景も人物も描写が丁寧で崩れがない。そしてキャラクターが格段に表情豊か。
代表的なのが主人公・琴子だが、むくれたり怒ったり拗ねたり、またはドヤったりデフォルメの強いギャグタッチで描かれマスコット的な可愛らしさが増す。
アニメではカットされてしまった掛け合いも多く、特に琴子→九郎へのセクハラともとれるきわどい下ネタは強烈。「破瓜」「わかめ酒」「つぼ洗い」、挙句に「精……」て。ゆるふわ美少女外見詐欺な残念お嬢様のギャップが凄い。「九郎さんのバナナ」発言とか、中身はほぼスケベ親父である。
このテンションが高くコミカルな演出が、読者をぐっと取っ付きやすくしてる。琴子だけじゃなく、彼女に従うあやかしや周辺キャラクターも、ユーモアを持った人物描写で親近感が増す。
本作の黒幕にあたり、琴子たちを妨害する六花でさえシリアス一辺倒じゃいられない。
絶妙にヌケたプライベートや脱力する言動を挟むことで「そこはかとないミステリアスさ+残念美人のとぼけた魅力」をハイブリッドしたキャラ造形に成功してる。
オカルトミステリー漫画ではあるが、合理的な推理・解決を求める人には向かない。「虚構推理」のタイトル通り、作中語られる推理は琴子の虚構であり、必ずしも真実は重んじない。
大事なのは相手がいかに納得するかの一点のみで、その為なら平気で嘘も吐くし小細工を弄する。自分は必ずしも真実は重要じゃない派なので、この着眼点はなかなか斬新で面白かった。
2020年5月6日 違反報告
設定は面白いですが、主人公の女の子のキャラが苦手です。
私には別れた先輩の方があっさりしてて好感があります。
2020年2月25日 違反報告
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