s*****さんのレビュー一覧

アイアン・マッスル
単純明解な「正義の味方」。敵も普通に「世界征服」とか良い味を出しているし、何より背景設定が良かった。そして園田先生の描くライバル役はどれも「誇り高き戦士」でとてもカッコいい。 (相棒は"フィスト"より"ナックル"のほうが似合ってたかなぁ?
BMXハリケーン
今やオリンピック競技でもあるBMXを題材にしたまでは良かったが、子供騙しの「超人バトルロイヤル」必殺技炸裂(いちいち技名叫ぶとか笑)というのがなんともいただけない。チャラい天才野郎の王道サクセスストーリーではダメだったのだろうか?ま、掲載誌の意向なんだろうけど。
平松伸二短編集
淡い恋愛あり学園スポ根漫画のトンデモ必殺技(とその特訓風景)とか、バンカラがき大将や不治の病の少女とか、昭和少年漫画の王道を初期は描いてたんですね。デビュー作『勝負』は高一だったとか驚き。作中に侍ジャイアンツやキャプテン、郷ひろみ野口五郎を思わせるセリフから当時のトップスターは彼らだったのでしょうね(アストロ球団は師匠ネタ笑)。ここから『ド外道モノ』に変わって行く平松先生の軌跡を知るには興味深い作品集でした。
希望の椅子【分冊版】
こういう視点で仕事選びをしなかったし、こういう職員のアドバイスが欲しかった。だとしたら私の今も違っていたかも知れないと夢想する作品。私自身も振り返り反省しきりだが、実際問題、一人にここまで身を割いてくれるだろうか?仮にGMARCHあたりとして、学生数からして無理でしょ。何でもアリで突き抜けられるのがマンガの利点だが、扱う題材がリアルすぎて理想像が妙に鼻についてしまった。
青木雄二漫画短編集 完全版
絵が独特、我流なので好みは分かれるだろうが、話はナニワ金融道と同じく芯がありブレてない。マンガを描き始めたのが遅かったが故に人生経験に裏打ちされた話の重みが違いますね。持ち込みさえもしてない処女作まで読めるとは!
スーツケースの人魚姫
昭和の中高生が背伸びして憧れた大人の恋愛のバタバタコメディかな? 25歳で行き遅れのクリスマスケーキと言われた世代の雰囲気がする。勝ち気で見栄っ張りなヒロイン、それを諌める達観した恋人候補、やきもち妨害する父親と見事なテンプレだが、さらっと読んでクスっと笑うのが似合う。
歌舞伎町よろず探偵事務所 右近
惚れっぽいウンコ探偵、押しかけオカマ、超能力少女が解決するのはヘンテコな依頼ばかり。3話しか収録されてないが面白かった。6-8話のサスペンス?も良かったが、出来れば右近で全部読みたかった。
天使襲来
まさに「襲来」という言葉が似合う姉御が織り成すヒューマンドタバタドラマ。登場人物も少なくてすっきり分かりやすい。他2作も表題の続編で面白かった。
家政婦のブキミ(分冊版)
ことごとく展開が予想通りで、これまでの既出のサイコホラーをツギハギしたような稚拙感が拭えない。後発組の試練だが、作者ならではのオリジナリティを頑張って欲しい。
涙を拭いて
剣名先生の原作有りなのに三浦先生の色が全開なのは何でだろう?天真爛漫ドジっ娘お節介だけど芯はしっかりしてる「いつものヒロイン」で安心。コンビニまりあの看護婦版みたいな感じがした。
狼たちの挽歌
バイク大嫌いな五月がナナハン持ってる&乗ってる謎、しかもスゴ腕。当時の免許は一発試験でしか取れないはず。無免許?  美々子が銀座に就職するまでの10ヶ月は何してたん?   話自体はしっかりしているけど設定の欠けてる所が気になって十分に浸れなかった。
コミック版 稲川淳二の怪談話
2巻からレディコミ調になる笑。若干の尻すぼみor明確なオチなしは否めないけど、ただただ淡々と怖いね。でも稲川氏の怪談はアノ語り口調があってこそ!二次元での表現はなかなか難しいと思う。
青春は果てしなき蒼空
当時のテレビやマンガで大量に扱われたであろう旧き良き昭和の学園モノかと。バカらしいけど、どこか爽やか。これは「青春」であり今の「アオハル」ではない。 データミスで話の区切りがちぐはぐなのはいただけない。
トラブル・コレクション
推理モノかと期待したらオカルト寄りだった。それなりに面白かったけどオカルト頼りの種明かしってどの作品でも陳腐になりがちで其処が残念。だって「ありえない」んだから。
コンピューター・ヒーロー
「ウイングマン」を少女誌で描いてみた感じの小気味よい学園ヒーローコメディ。テンポ良くて面白かった。 仕込み学ランのリバーシブルは分かった。んじゃ、ズボンは?ってツッコミ入れちゃうよ?
爺さんと僕の事件帖
ご近所ネタのミステリーは仁木悦子や加納朋子を思わせる。が、こいつは本当に小学生か?子供らしい馬鹿馬鹿しさ・無邪気さが無い。親の愛を知らないからか? 引き取られるという設定を殺してしまうが、高校生か大学生じゃないと釣り合わなさそうな老成感が非常に気になった。話は面白いと思う。
コンビにまりあ【分冊版】
(ほぼ)押しかけ居候美少女コンビニ店員が巻き起こすハートフルコメディ。現実ではあり得ないけどホント、三浦先生の作品には嫌なヤツが出てこなくてホッコリする。逆にドラマチックな結末もなかったので、ややインパクト弱し。
うたかた今昔 せんりょう静短編集
よ~く考えたらファンタジー。よ~く考えたらホラー。だから最小限までページを削ぎ落としてるんでしょうね。説明くさい描写がない分、此方の想像力と解析力をフル動員させるのが心地よい。ミスリードさせての切り返しも巧いと思いました。
吉田んちの猫
飼い猫エッセイの漫画。コマが大きいのでサッと読んでニヤニヤしちゃいましょう。「猫は成長して賢くなるが、飼い主はバカになる」ごもっとも笑
人形峠
登場人物が多すぎでそれに絡めてエピソードも付いて回るので理解するのが大変、話が散らかりすぎ。 ガンマはこういう大風呂敷な作品が多いけど、それが特色なのか? ガンマじゃなくガマンだな。
魔女蜘蛛
ちょっと作者の独り善がりで読者置いてきぼりかなぁ?同じ作者の「妖虫」に似ている気もする。
魔女黒井ミサ
「エコエコアザラク」とは別の話なのかな?あまり怖くなかったというか拍子抜けな印象。
保健室の悪夢
読者からのお便りホラーっていうのは「そういう設定」かな? 実体験にしてはあり得ない現実味のなさに興醒め。
教室の惨劇~ホラー短編集~
なんか中途半端で消化不良。ヤマ場に欠けるというか、話を明確な筋無しに無理矢理押してる感じがある。初代プレステかセガサターンのようなゲーム機が出て来るので、それくらいの年代モノかな?
ぱすてるぽいんと
展開が唐突というか乱暴で色々と惜しいし、何かこの手のシナリオは過去に似たようなのを大量に見かけた気もする(カタカナタイトルを平仮名で書いちゃうテイストとか笑)。新幹線ひかり号が丸顔なので何時の作品なんだろう?雰囲気として、少年キャプテン掲載との事で妙に納得してしまう私。
リア充の衝突
うん、まあ、普通。どこかで読んだような気もしないでもない。多分3話目がプロトタイプ。個人的には荒削りで熟成してない感じがして、そちらのほうが好きかなぁ?
中華なOLめいみん。
カンフー、雑技団、パンダ、中華料理とベタなネタだけど面白い。中国語と日本語の意味違いの小ネタも利いている。
黒衣の女
途中から何の話か分からなくなった。各話のインパクトが強すぎて全体像が掴めない。(針が飛び出ているのは分かるのだが、それがハリネズミなのかヤマアラシなのか剣山なのか裁縫の針山なのか見当もつかない、みたいな)
青春ときめきシリーズ
どうやらモヤモヤ消化不良な話を大量生産するのがお家芸のようで。ただオッサン主人公よりは少年少女の青臭さで紛れて、幾らかはマシかな?
唇役主丞 乾いて候
小池先生が田村正和に書いた話らしい。史実とは異なるが、吉宗の八代将軍推挙の裏を聞きかじっていると娯楽として面白いと思うが、だんだんと粗さが目立って来て残念。ちなみに主丞のサイズは11.5cm、勃てば16.7cmだそうだ笑。
無法の街
勧善懲悪、腐った奴は撃ち殺せ。俺たちの357マグナムが火を吹くぜ。まさに西部警察。三菱銀行強盗、トヨタ2000GT、アーウー大平総理が分かる人なら面白い。
味なおふたり
料理漫画にありがちな勝負やド肝を抜くような必殺技もない、市井の人々との交流と寿司や魚の蘊蓄の作品。サザエさんのドタバタ寿司屋版みたいな感じ。職人の成長は見られるが、これという最終回がない。嫌味なくさっぱりとは読める。
運び屋ケン
映画「トランスポーター」と小説「深夜特急」を融合させたような、と表現すればよいのだろうか? 人間味と男気と美女がもれなく付いてくる、エキゾチックアクションエンターテイメント。 作中で誰かが言った。「ケンはシアワセを運んでる」と。。。確かにそうかも知れないね。
十五の肖像
キュン死の王道。モロに「花とゆめ」。もう少し活字少なめでキャラの描き分けがしっかりしてたら満点かなぁ? でもそうすれば『真似っ子』のコンセプトがズレちゃうか、、、
さんかくやまのテモとユユとまいごのユキネコ
たまにはこういうのもサクっと読むのもイイ。
闇に蠢く者 M・J
伝説の殺人鬼が実在した。その犯人探し推理モノで話が進むのかと読んで行ったら、見事に予想を裏切られた。でも「自分の想像とは違ったシナリオ」だからこそ面白いと思えるのだろう。スニーカーのデザインから1995年頃の作品と推測するが?
恐怖実験室
展開の強引さはあるけど、しっかりグロい。中学校が舞台で女子ばかり出て来るので、読者層はその辺りかな? オープニングの案内人は個人的には要らないと思う。
痛いんです
自分自身の過去のが呼び起こされて読んでいて背筋が凍る。包丁もの、おろし金、耳掻き、スズメバチ、焼き鳥、長靴、カッター、ダーツ以外は経験済み。。。水周りは皮膚がふやけてるんで被害甚大。
挑戦資格
誇り高き戦士たち。どストレートな冒険活劇。テンポ良く上手くまとまっていて面白かった。
新装版 赤い靴はいた
太平洋戦争の作品に触れる度に自問する。あの当時に生を受けていたなら自分はどうしただろうか?と。お国の為にと率先していたか、疑問を抱きつつも大勢に流されていたか、非国民と罵られながらも自らの信念を貫いていたか。答えは出ないが、この先も答えを出させるような世の中にならないよう強く願う。 マンガこその気軽さで、まずは深く考えなくてもよいので沢山の人に読んで欲しいと思います。
黙っていればただの美人
推しているポイントはキチンと出ていて分かり易い話だが、非常にありがちで「だから何?」という感じ。一回読んだらもういいです。
唐獅子警察
雪のように真っ白な任侠道を重んじる若き組長とヤクに手を出してでものし上がりたい弟分との愛憎確執闘争劇。Vシネマにありそうですが割りと面白かった。タイトルがちょっとねぇ?
魔女料理
昭和ドラマのプレイガールやスーパーガール(知識でしか知らないが)みたいなのを狙った感じ?もしくは和製チャーリーズエンジェルとか。話はちょっと掴み所が分からなかったけど、川崎先生の絵はすごく良い。
邪悪のJACK
悪魔との契約なので救われない話が多い。Y氏の隣人や喪黒福造とか「堕ちる」話が好きなら面白いと思う。人間の内面の汚さや弱さを綺麗に描けているが毒気は少なめな感じなので読みやすいが、それがアッサリし過ぎてないかなぁ?というマイナス要素にもなりうるんじゃないかと。
スパイシー・カフェガール
読んでいてエスニックというか無国籍というか日本を感じさせないマンガ。スリルあふれて流れるような展開、それぞれのキャラ設定もいい。面白かったのに打ち切りくさい。マスターやエリーのこれまでも描いて欲しかったなぁ。(それとも主人公がテツヤじゃなく『スパイシーカフェのガール』だとしたら、こういう終わり方もアリだが。もしそうならばまんまと作者にしてやられた。)
地獄少女 あの世ちゃんこの世ちゃん【分冊版】
ホラーで学ぶ「道徳の時間」ぽい。子供には気軽にマンガという手段で良いのかもしれない。
恐怖ファンタジー
ズーンと胃もたれするような後味の悪さ(誉め言葉)。絵の好き嫌いはあるでしょうね。
絶叫劇場
ちょっとインパクトに欠ける。逆にバッドエンドも少なめ。
YUMEJIの怪奇博物館
ページ数が少ないせいなのか、それとも狙ってこの長さなのか、急転直下のオチにはたまげる。
放課後の悪霊
「恐怖!ミミズ人間」というところ。発端が放課後なのでこのタイトルもあながち的外れではない。
絶叫大予言
全く先の読めない唐突な展開を理解出来たらこのシュールさは面白いと思う。ホラーじゃなくて一種のギャグマンガでもある。
見せたがりの露乃ちゃん
腋の下で成型した腋汗を効かせたオニギリを食べるとかキモすぎて無理。
マイコン刑事【完全版】
子供向け「西部警察」だが、バンバン撃ってドンドン死ぬのは子供にキツくないか?。コンピューターって夢のような「魔法の機械」で憧れだったのでしょうね。ただし自分でプログラムを入れてやらないと「ただの箱」。誰もが気軽にスマホを使ってる今ってすごい事なんだな。
俺にもくれ
無味無臭というか、上辺だけをさらっとなぞっただけのような深みのない話。人生の折り返しというテーマは分かるが、結局何を言いたいんだろうか?まさに「さて?」
ゆーれい学校恐怖日記
絵も話も一癖あって、さっと読むには面白かった。体が腐る、虫が這う、内臓飛び出す、目玉も脳ミソもデロ~ン、小学生の女の子が「キャー怖い!」というようなマンガと表現すればよいのだろうか。
あーちゃんとでで
できた猫ちゃんと暴君の赤ちゃん。この最強タッグで面白くない訳がない。あーちゃん、女の子だったのね笑
殺医ドクター蘭丸
いわゆる必殺仕事人モノ。ラストが少しあっけなかったかなぁ? でも外道抹殺モノのラストはこの手の幕引きが多いようにも思う。  カステラ→長崎→シーボルト→蘭学→蘭丸ってくくりかな?
死者のささやき
匂い。念写。『本人』の証言。とご都合アイテム揃い踏みで、問答無用の「死者のささやき」でバッサリやれば即解決でミもフタもないのだが、そうならないシナリオの組み立てが上手いと思いました。必殺技をクライマックスまでとっておく水戸黄門やヒーロー戦隊みたいな展開で面白かったですし、中盤からの自分探しの謎解きも良かった。
アラフォー弁護士の明日はどっちだ!
違和感ありまくりで1話でギブアップ。何故あの自首の流れで私選じゃなく「国選弁護人」になるのかが疑問、可能なんだとしたら説明するようなシーンの描写が欲しい。また、事件発生から3日ほどで結審なんかあり得ないでしょ、そこが一番おかしい。ガチガチのリアルまでは求めないが、ご都合ファンタジー過ぎて興醒め。細かい所では、東京から飛行機で1時間。じゃあ何県の話?とチクチク気になって集中できず(別にA県B市ならソレはソレで良い、描いているならば)。
平成鉄鬼兵
シュワちゃんの映画コマンドーを藤岡弘、や千葉真一に嵌め込んで描いてみた。みたいな? ってモロに千葉真一(苦笑い
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