d*****さんのレビュー一覧
夫はグレーゾーン
レディコミですよね...?なので、昼ドラのような中毒性があります。
が、発達障害についての描写は秀逸で、どんなことが社会の中で生きることによって障害となるのかがよく描かれていると思います。
1900年代までかな?
日本では少数派の問題をかかえている人たちは、クラスや学校が予め分けられたりしていわゆる定型発達とされる多数派の子供たちと隔離され、“普通”の学校生徒たちはそういう人たちと生活をしていく機会がありませんでした。
日経テレ東大学ユーチューブチャンネルで、乙武さんが言っていたように、子供のころから、少数派の人を待たなければならなかったり、時には手伝うという経験、習慣がないまま定型発達者は社会に出ていきます。だからそういった少数派の人達(実際はほぼ人口の半分の割合でいるのではないかと思いますが)と共生するスキルがないんですね。だから、甘えだとか迷惑、自己責任、と思ってしまう。
わたしも職場に発達障害の新人が入ってきて本当にこの漫画の皆さんのように苦労しました。苦しみました。スキルも知識もなかったからです。
子供の頃から様々な人と共生する習慣がある、そういう環境で育つ、ということがいかに大事かということをいつも考えさせられています。
6
キーチ!!
作者の人の価値観が常にこういう感じ。(自分にとって)間違ったことが大嫌い、という考え方。そして、カリスマ的な存在への圧倒的な憧れ。白が黒でしかない。ただこの作品の角をなんとか丸く仕上げているのは、作者の人物象の圧倒的な観察力なのかなと思います。昭和っぽい、体当たりな、直接的な人間関係も。ただ、総括して人々を見て、愚かだとか、馬鹿だとか言ってしまうのは、まだその人がとても未熟である、というのは、分かる人にはわかると思います。そういう未熟さがこの作品の核になっているので、技量、描写力、シナリオの素晴らしさがどうしても昇華できないところなのかなと思いました。
作者にとっては、こんな細々した感想なんて関係ねえ、嫌いな読むな、好きならハマれ、そういう感じではあると思います。
さあ、携帯をとじて。今日も一日の始まりです。
5
女子攻兵
2000年始まったあたりの女子高生って、無駄がなくて美しい足の子がたくさん出てきた時代ですね。欧米化が進んで、ちゃぶ台に正座して食事をとる文化が消えかけてきたから、足の形がとっても綺麗で。そこへ短くしたスカートでしたからセーラームーンもびっくりの足の長さに老若男女問わず見とれたものです。作者も多分に漏れずだったのではないでしょうか。てことでこれでもかというくらいまで足のきれいな女子高生を描いて、描いて、描ききっています。時代を垣間見ることのできる本作かと思います。これだけだとゴミ作品じゃんか!と思われるかもしれません。松本節は読んでみなければわからない。ぜひに、読んでいただきたい。というか、チケットほしい。
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